小学校インターンシップ体験談No2



Profile

名前   海野 陽さん

年齢   27歳

出身地  埼玉県

語学学校  Dominion English(Auckland)

Liv-infoインターンシップ(現地小学校) 

授業風景

ワーキングホリデーの間に何か教育に関わることをしてみたいと思い、この度 ニュージーランドの小学校でインターンをさせていただきました。 自分が小学校を卒業したのは遥か昔なので今の日本のことはあまりわかりませ んが、ニュージーランドの小学校は教室の机がグループ学習の時間のみに利用するようになっており、その他の時間は小グループを作って頻繁に意見交換ができるような教室のつくりで、日本よりも自由な雰囲気があり、授業も「全員一斉に・・・。」というよりは個々の生徒の習熟度に合わせる形で組まれていました。

モーニングティータイム

教師も生徒も一時間半に一度ティータイムのような 休憩を入れており、自分も含めみんなそれを楽しみにしていました。生徒は日本に負けず劣らず元気いっぱいでしたね。

インターンの役割

私が担当した仕事で主なものは、数学を教えることと、英語が母国語ではなくまだ流暢ではない生徒のリーディングのサポートでした。クラスに一人日本人のやんちゃな子がいましたが、基本的に全て英語の環境なので、数学を教える時は常にスクリプトペーパー(と言えば聞こえはいいですが、 カンニングペーパーのようなもの)を用意し時々それを見ながら説明していました。入念に練ってきたものなので、中身に関しては担当してくださった先生にも褒められました。

英語の壁

このように自分の方から話す分にはいくらでも準備ができるのでさほど問題はないのですが、何か質問された時に、その質問が聞き取れないなどの事態が発生した時は結構困りましたね。リスニングは語学学校にいた時とは比べ物にならないくらい難しく、ランチタイムなど先生方の会話にまったくついていけないという苦い思いもしました。 スピーキングに関しては、「意味を伝える」ということは問題なく出来たのですが、「叱る、優しく叱る諭す」など微妙なニュアンスが必要な表現は持ち合わせていなかったので、出来る限り先生方から盗んでマネをしてはみましたが、あまりうまくはいかず、クラスに落ち着きがなくなるという場面を作り出したりもしました。ただ、他にもスチューデントティーチャーとして大学生が何人か同じ時期に来ていたので、時々相談しつつ日々を過ごすことが出来ました。

授業風景1

全てが英語の環境

全て英語、しかも周りはネイティブスピーカーという環境は、語学学校で体験した英語のみの環境よりもさらに厳しい環境で、自分の英語力を試すとともに英語の必要性を本気で肌で感じるよい経験になりました。 英語のみならず、教育システムの一部を垣間見るよい機会であり、先生方もどこの誰ともわからない私を暖かく迎えてくれたことで何とか4週間を過ごすことが出来ました。

英語力は非常に大事

英語力に関しては、語学学校に通っていれば会話はそのうち慣れます、私の場合もそうでした。ただあくまでも会話の中身と相手の話に対する理解度はその人のイン プット量に比例するので、しっかり勉強をしてきた人がある程度語学学校に通うことでしっかり会話できるようになるのだと思います。

インターンを終えて

このインターンを通して、 ニュージーランドの文化を小学生目線で体験出来たことに加え、教育に関わる仕事をする上では大変貴重な情報を得ることが出来ました。 アレンジしてくださった額田さんにも大変感謝しています。これから児童英語に関する仕事を考えている人は、生の英語を体験してこそ教える立場に立てると思いますので必ず一度は英語圏で生活して欲しいと思います。

このインターンはそういう意味では絶好の機会です。この機会を生かすためにも日本でしっかり勉強をしてから、是非ニュージーランドへ来て、生の英語を体験し自分のものにしてもらいたいです。

授業風景3

追記

日本へ帰国後に就職活動をし、再び教員で採用されて今まさに大忙しで働いています。今は中学三年生の担任です。 意外にすんなり決まったのは、やはりニュージーランドでの経験が大きかったのだと思います。ありがとうございました。ニュージーランドでのインターンを一人でも多くの方がチャレンジしてくれるとい いですね!!ニュージーランド全土を満喫することはできなかったので、また行きたいのでその時は時間が合えばお邪魔させていただきたいと考えています。まだまだ勉強中の身ですが、今後とも教員としてがんばります。



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