ワーキングホリデー体験談No11



Profile

名前     保立直寿 さん

年齢     24歳

学校    Unique NZ

写真後列左端

 

これからNZでワーホリ生活をしたいという人の参考になればと思い体験談を綴る事にしました。

1、動機

まず、自分のスキルアップの為に英語を話せるようになりたいと漠然と思いました。 その後、海外で学校にも通え仕事もできるというワーキングホリデー制度を知り詳しく調べ始めました。ワーキングホリデーをできる国は何カ国かあったのですが、わたしはNZを選びました。何故かというと・他国に比べ金額的に一番安く生活できる。

・一年間でNZ一周の旅ができそうだ。

・日本と気候が似ている。

の三点が大きな要素だと思います。

次に何故、Liv-infoさんのワーホリ無料サポートを利用したか?

まず、大手ワーホリサポート会社で資料請求を行いました。 自分のイメージより少し高いと思いインターネット等で更にワーホリの事を調べていたら「無料サポート」と書いてあるLiv-infoさんのHPを発見しました。 大手ではお金が掛かるサポートが何故、無料でできるのか??と不思議(疑いもあり)に思い隅々までHPに目を通しました。 HPに書いてある事は理解できたのですが、まだ少し疑いがあった私は日本国内で行われたLiv-infoの無料説明会に参加しました。 そこで額田さんの話を聞き「出来る部分は自分で行う。でも本当に困ったとき助けてくれる。」という部分が私の考えていた海外生活のテーマと合致したのでLiv-infoさんを利用させて頂きました。

2、準備 <ビザの取得>

Liv-infoさんのHPを見ながらオンラインで申請しました。 申請は全部英語なので、英語が全然できなかった私は翻訳サイトを使い翻訳しながら申請しました。分からないところは額田さんにメール等をしてサポートして頂きました。 思ったより簡単にできたので安心しました。

<航空券の手配>

インターネットで格安の往復航空券を購入しました。 いざという時、NZでお金がなくなっても往復券があればなんとかなるとの思いがあってです。 ワーホリで出会った日本人の方の中には片道券で来て帰りにアジア等を旅して帰る人などもいました。 しかし、NZから日本への片道の航空券は高いので往復をオススメします。 ワーホリ限定で安い航空券(しかも直行便)があるのでそれが一番安いかもしれません。

<保険の加入>

わたしは日本でLiv-infoさんから紹介のあった保険に加入しました。 NZ政府は各教育機関での就学に際して、海外旅行保険の加入を義務付けている為です。 NZ現地での保険加入も可能という事がNZに来てから分かりました。 カバーしている内容が違うと思いますが、日本で加入するよりかなり安かったと思います。

3、学校選び

私はNZに着いてから学校を選びました。額田さんと一緒に何校かまわり無料のトライアル授業を受け決めました。 学校によって、雰囲気は全然違うと思います。なので、日本で決めるより現地に着いてから実際に学校へ行ってみて決めるのがよいと思います。 ある程度の要望を額田さんに頼めば、何校かピックアップして教えてくれると思います。

私はオークランド市内から車で20分くらいのUnique New Zealandという学校へ三ヶ月通いました。立地が最高です。ビーチが学校のすぐ裏、徒歩1分程。 学校の近くにスーパー、銀行、カフェ、図書館等があり商店街みたいになっていて生活するには不自由しない環境だと思います。 落ち着いた雰囲気の場所なので、本当に時間がゆっくりと流れていると感じました。 遊ぶ所は特にないのでオークランド市内までバスで行っていました。バスで市内まで1時間ぐらい。 しかし、遊ぶ所がないという事で勉強を沢山出来た気がします。

4、学校の内容

まず、入学日にクラス分けのテストを行い、自分に合ったレベルのクラスに振り分けられました。クラスは10人ぐらいだったと思います。時期によって少なかったり多かったりすると思います。日本人は一番多い時でクラスの半分が日本人でした。 しかし、日本人同士でも英語で話したりすれば、クラス内の日本人の数は特に関係ないと思います。 先生によって授業内容は全然違います。自分にとって内容が分かり易い先生、分かり難い先生がいたりします。 自分に合わなければ、担当の先生と相談してクラスを変わる事も可能です。授業のレベルも自分に合わなければ同様にクラスを変わる事ができます。 私の通った学校は午前中に文法で午後は会話を中心の授業が行われていました。初めはついていくので必死でしたが一ヶ月も経つと英語にも慣れてきて余裕がでると思います。復習がとても大事だと思います、学校が終わって一日の復習をして宿題を毎日していました。 学校では色々な国の人と友達になる事ができるので本当に良い経験をしたと思います。

5、ホームステイ&フラット <ホームステイ生活>

私はホームステイを一ヶ月間のみしていました。学校がアレンジしてくれました。 私のホストファミリーはおじいさん、おばあさんと息子の三人家族でした。 まだ英語力が無く、何を言っているかよく理解できない時がありましたが、理解できないとはっきりと言うと、何度も説明してくれたのでとても勉強になりました。 宿題等、分からない事を聞くと丁寧に教えてくれたりしました。 ホストファザーとは音楽の話で盛り上がりました。CDを貸してくれたりもしました。 ホームステイは各家族により対応は全然違うと思います。はっきりいって当りはずれがあります。中にはビジネスとしか考えてない人なんかもいると聞きます。 しかし、現地の生活に慣れるという面ではホームステイはとても良い経験になると思います。

<フラット生活>

二ヶ月目からお金を節約したかった私はフラットをしました。フラットとは普通の家の一部屋を借りて、トイレやお風呂、キッチン等は家族やフラットメイトと共同で使用するというものです。 掃除や洗濯、自炊をしなければなりませんが家賃がホームステイの半分くらいです。 学校にある掲示板でフラットメイト募集の広告を見て、連絡をとりました。 NZ daisukiというインターネットサイトでも募集を見る事ができます。 私はフラットメイトと食材の共有等をしてできるだけ出費を減らしていました。

6、仕事 <シーズナルワーク>

学校を卒業してから私はシーズナルワーク(季節労働)をしたくて仕事探しをしました。 しかし、ちょうど季節が冬の時期だったのであまり仕事がありませんでした。 バッパー(バックパッカーズ)のオーナーが仕事を斡旋してくれるという話を聞き、BBH(南半球最大のバックパッカー用宿泊施設のグループ)の無料パンフレットを見て、メールで連絡を取り仕事を見つけネイピアまで行きました。 バッパーに着きすぐに仕事ができると聞いていたのですが長雨の影響で今は仕事がないと言われてしまいました。一週間後ぐらいにやっとプルーニングという木を切る仕事が出来ました。 仕事内容は簡単な作業だったので無難にこなせました。 後から聞いた話ですがバッパーのオーナーにすぐ仕事が出来ると言われて、何日か待ったりするのは普通みたいです。時にはバッパーに仕事待ちの人が何人もいたりします。しかし無料(宿代だけで)で仕事を斡旋してくれるので非常に便利だと思います。

<カフェ>

その後、オークランドに戻り学校の近くのカフェで働きました。カフェに求人募集の広告が貼ってあったので、CV(英文履歴書)を持って、直接カフェに行き働きたいと申し込みをしました。 NZではその申し込み方法が普通です。すぐに面接をしてもらい、採用になりました。 オーナーは中国人の方でした。スタッフもお客さんも現地の人ばかりです。 100%英語でした。まだ十分な英語力がなかった私だったので、とても苦労しました。 初めの三日間くらいはもう辞めてしまいたかったです。 しかし、英語の勉強にはとてもなったと思います。 小さなカフェだったので、仕事内容はオーダー取り、レジ打ち、食器洗い、掃除等コーヒー作り以外ほぼ全部やっていました。仕事内容は簡単な作業なのですが、オーダー取りが一番苦労しました。

初めのうちはお客さんに何度も聞き直したりしていました、しかしお客さんもオーナーもとても良い人で、気にしなくていいのよ。と声を掛けてくれました。 一週間後くらいには問題なく業務をこなせる様になったと思います。英語環境で仕事をするという事は勇気がいると思いますが、英語力を上げるにはとてもよい事だと思います。

その後、またシーズナルワークをした後、お寿司とお弁当のテイクアウェイ(お持ち帰り)のお店で働きました。これはNZ daisukiの求人募集を見て、直接お店に行き面接をして働く事が出来ました。 大型スーパーの面接にも行きましたが、現地の合否の返答はかなり遅いと思います。2週間経っても返信が来ず、1ヶ月後くらいに採用すると連絡があったので断った経験もあります。 NZでの仕事は選ばなければ沢山あると思います。特にオークランドやクライストチャーチの都市部の日本食レストラン等のキッチンハンドは沢山あります。

7、旅

最後の一ヶ月間で、南島と北島を車で旅をしました。 <車の購入> 車は知り合いから購入しました。NZでは車の個人売買が盛んです。車に「売ります」と貼り紙があったりします。 NZ daisukiやtrade me(オークションサイト)でも車の情報が載っています。その他にはバッパー等の掲示板にも載っていました。 NZでは日本車が多いです。しかも走行距離は10万kmオーバーが普通です。 中には30万kmオーバーのも見ました。 個人売買では値段はピンキリで$500~$10000以上。交渉の余地もあり安く車を手に入れるにはいいかもしれませんが、車検が切れていたり、実は故障車だったりと知識がないと騙されてしまう危険もあります。 十分な知識がなければ、詳しい友人を連れて行って鑑定してもらったり、多少高くてもディーラーから買うことをオススメします。 日本とは違い車両にかかる税金は非常に安く、 Warrant of Fitness(WoF) と呼ばれる車検とMotor vehicle licensing と呼ばれる公道を走るための税金を定期的に支払うだけで済みます。名義変更は郵便局で紙を一枚書き$10くらい払うだけなので非常に簡単です。 車の維持費は日本よりとても安く、名義変更等も簡単なので車を持ちやすい国だと思います。

<車の売却>

旅も終わり、車を売却しました。購入した値段とほぼ同額で売る事ができたのでよかったです。レンタカーを借りるよりかなり安く済みました。 しかし、売り手が見つからないケースも多々あります。 私はインターネットサイトや通っていた語学学校の掲示板などに広告を載せたりしました。

<車の保険>

NZの場合、人身事故の場合は国が全額負担してくれます。 しかし、保険には加入した方が良いと思います。 高い車と事故を起こすと、とんでもない金額が請求されます。 しかし、国際免許で加入できる保険は少なかったです。 大手ではAAしか対応してくれないという話を聞きました。 しかも、支店によって見積り額が違う!?対応した人によって見積り額が違う!?なんて事もあるみたいです。 NZ daisukiに掲載されていた自動車保険が一番安かったと思います。

<車の運転>

車の運転は左側通行で右ハンドルなので日本とあまり違和感がないと思います。 しかし、若干交通ルールが違うので注意が必要です。 私は基本的に主要道路しか走っていないのですが、山道でもしっかりと標識があり、とても走りやすかったです。 街から街への道はほぼ一本道なのでまず迷う事はないと思います。 自動車専用道路( Motorways )は全て無料です。速度は100km/h以下でした。 しかし、それ以上にスピードを出している車も沢山います。 夜間の運転は危険だと思います。都市部以外には街灯等は無く非常に暗いです。 街から街の間はほとんどなにもありません、携帯電話も圏外が多かったです。 なので、車が故障したりすると、とても大変なので定期的な点検は心掛けた方が良いです。

<車での旅のメリット>

・バス等とは違い、時間が決められていないので自分のペースで行き先を決められる。

・自由に止まったりできる。

・バスで走っていて綺麗な景色を発見しても止まれません。車なら可能です。

・バスが通っていない場所に行ける。

・主要都市にはバスで行けますが、都市から離れた観光地などにはバスの路線が無かったりします。

・人数が多くなれば、バスよりコストが安い。

・自由度が増えると思います。

<車での旅のデメリット>

・自分で運転しなければならない。

・一人だとバスよりコストが掛かる。

・事故や盗難に合う危険がある。 日本人の方で車に乗ろうとした所を襲われ、車を盗まれその車が他の事件に使われた話もありました。

・故障等で足止めされる可能性がある。

<旅で気付いた事>

・宿泊場所を早めに確保する。

夏季などの混雑時期にはバッパーは非常に混雑しています。バックパッカーズバスのKiwi Experienceだと100%宿泊先が確保されたと思います。

・クレジットカードを持っていると宿の予約時に重宝します。支払いは現金でも可能です。

・貴重品の管理はしっかりと。

・体調管理に気をつける。

やはり旅は疲れが溜まり易いのでしっかりと体調管理を。 NZでは色々なところへ行きました。 特に感じたのが、やはり大自然はすばらしいという事です。 大都市からでも1時間も車を走らせれば、農場で羊や牛、馬などしかいませんでした。 日本では簡単には味わえない雰囲気をNZでは味わえると思います。 色々な街にそれぞれ良さがあったので、できるだけ多くの場所へ足をのばして欲しいです。

8、ワーホリを振り返って

NZでの一年間の生活で得たものは多くあると思います。英語力だけではなく、人間的に成長できたと思います。やはり日本ではないので、不便な所は多々ありました。しかし、その体験は日本では味わう事ができない貴重な体験だと思います。日本人に限らず、他の国の友達ができるというのもワーホリの醍醐味だと思います。 今、ワーホリに行くか迷っている人は行った方が良いと思います。 得るものはとても多いと思います。ワーホリは自分自身で進む道を選べます。10人いたら10人違う行動をしていると思います。私はまた違う国に行ってみたいと思うくらい、NZでのワーホリ生活はとても有意義な一年間でした。



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