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生活の中の英語

ここでは、英語と言うものについてニュージーランドに暮らす中で感じるままをお伝えいたしま
す。
ニュージーランドは英語圏の国です。当然ながら至るところで英語が満ち溢れています。
そんな中で英語を第2言語とする我々がどうやって生活しているのか?
また、留学、ワーホリ、旅行などでこの国へやってくる皆さんが英語=英語の環境というものを
どう捉えればいいのか?と言うことに少しでも役立てばと思います。

英語が出来なくても生活できるか?

毎日の生活の中では丸一日英語を話さないで終わってしまう日もあります。スーパーへ買い物
に行ってもレジのところで「Hello.」「Thank you.」で終わることもあります。
我家では家庭の中ではみんな日本語です。たまに息子が英語で話してくるときや、息子の友
達が来ているときには英語で会話するときがありますが、基本的には日本語です。

バスに乗るときも、レストランへ行くときも日常生活の中で、ものすごくたくさん英語を使う
か??と言われると、そうでもないです。
バスも行き先を告げてお金を払えば事足りますし、レストランでもメニューを見ながら指を差し
ていりゃ、お目当てのものは出てきます。

こうなると、必要最低限の英語力、決まり文句のようなフレーズをいくつか覚えておけば、結構
生活は出来ると思います。

あるバーガーショップへ行ったときのことですが、メニューを見て「これっ。」って指差せば、きち
んとバーガー出てきますし、日本のバーガーショップのように矢継ぎ早に次から次へといろんな
ものを進められたり、「これと、これと、これと、ありますがどれにしますか??」と
(日本語でも悩みそう・・・。)な展開じゃなかったです。
バーガーと一緒に紙コップがひとつドン!と置かれて、お金を払えばおしまいです。
”ドリンクはドリンクバーからご自由にどうぞ!!”
なるほどなシステムに納得。というか、”ほぼ英語話してないぞ・・・。”でも、ちゃっかりお目当て
のものは手中にある。

こういうので済ませていけば、「何だ英語、英語って言うけど要らないじゃん!!」です。

もちろん生活をしていく上では、絶対に英語が必要な場面も出てきます。
そいう言う状況であっても、清水の舞台から飛び降りる覚悟でがむしゃらに取り組んでいけば
何とかなっていくケースも良くあります。
「やれやれ、これでほっと一息。」と胸をなでおろすようなこと、ニュージー生活の最初の頃はし
ょっちゅうでした。
でも、その問題の部分され通過すれば、それ以上英語、英語と言わなくても生活できてしまう
のです。

結論として、英語が出来なくても生活できるか?に対しては、全くのゼロというレベル以外な
ら、持てる力を総動員しながら、ぶつかっていけば何とかなると思います。




英語は必要。

次にそれでも、「英語は必要。」と思えることをお伝えします。
今まで、英語がなくても・・・。と書いてきましたが、英語に自信がなくても暮らしてはいけるでし
ょう。

しかし、英語がない。=英会話がない。ということは、ニュージーランドの人たちと交わりあって
コミュニケーションをとりながら生活していくと言うことは難しいことだと思います。

スーパーマーケットでの出来事です。
色々と買って、レジに並んでいると前の人がレジ係と楽しそうに会話していました。
何を言っているのか良く聞こえなかったですが、結構話が盛り上がっていました。
最後に「じゃ、また。」って感じて、和やかな雰囲気に包まれていました。

そして、次に自分の順番となると、一応同じように「Hi.」と声をかけてみたものの、次がなかなか
出てこない・・・・。撃沈です。最後に「Thank you」のみ。
「う〜ん、これでいいのか??」
これは3年前の出来事です。でも未だに良く覚えています。この時の「これでいいのか???」
は結構その後の英語に対しての考え方に影響を与えています。

英語が出来なくても生活は出来ると思います。しかし、あえて”英語が必要”というのは
この国の人と交わり、色々なことを共有するためには英語が必要と思います。

もちろん、職種によっても生活のうえで英語が必要と言うこともあると思います。
しかし、ここで言いたいのはビジネスとしての英語ではなく、人と人との繋がりを築く上での
英語と言うことです。




笑顔は最大の武器??

英語で話をしようとするとき、皆さんなんとなく笑顔になっていると思いませんか?
自分の顔を見るのは難しいとしても、その雰囲気というか、なるべく”笑顔”な状況で話していた
りしませんか?
これはおそらくコミュニケーションをとる上でのひとつの手段であるジェスチャーというものを
意識的にか無意識的に使っているのだと思います。
「相手に敵意を与えないように。」 → 「なぜ??」 → 「言いたいことや相手の言っているこ
とが十分に伝わらない部分を”笑顔”でカバーしている。」
これは僕も良くやりましたし、今でもたま〜に使います。
しかし、基本的に会話をするときいつもニコニコしていても、なんだか気持ちの悪いものです。
会話の内容がそういう状況にそぐわないときは、かえって相手に敵意を与えてしまったりするも
のです。
英語が分からない・・・。会話について行けない・・・。その部分を笑顔でカバーするのも方法で
すが、分からないときは、「もう一回お願いします。」
ついて行けないときは、「もう少しゆっくりお願いします。」と、はっきり相手に伝えるのも方法で
す。

笑顔は最大の武器のようであっても、実際は「はっきりと相手に伝える。」の方が最大の武器
のように思います。ただし、丁寧さ、礼儀は必要です。当然ながら・・・。




たかが、電話一本と言うけれど・・・・。

英語で電話をかける。電話が掛かってくるというは、最初の頃はちょっとした恐怖の時間でし
た。電話があると、当然ながら電話は掛かってきます。最初の頃はそんなに本数はないにして
も、思わぬところから掛かってきたりもします。中には間違い電話もあります。
リン、リン・・・と鳴った瞬間、「あっ。どうしよう!!」と思うのです。
「たかが電話くらい」と思うでしょうけど、ホントにドキドキします。
掛かってくるだけでも、ドキドキですから、こちらから電話を掛けるとなるとなおさらです。
電話の前に座り込んで、電話とにらめっこ数十分・・・。ありえる話です。

ようやく受話器を取り上げ、意を決してダイアルをする。「最初になんて言おうか?」
「どう言われるのだろうか?」 「ちゃんと聞き取れるだろうか?」
想定問答集どおりにことは進むだろうか??
”想定問答集。”こんな本ないですよ。電話を掛ける前に色々とシュミレーションをするわけで
す。「こう言われたら、こう言い返す。」「話がここへ来たら、こう言おう。」と予め会話を設定し
て、電話に望むのです。
ただ、未だにこの想定問答集、うまくいった試しがないです。
必ずと言っていいほど、予想外の方向へと話が進んでいきます。もう、あたふた、あたふたの
連続です。
電話というものは、先にも書きましたジェスチャーというものが使えない分、コミュニケーション
の重要な要素を剥奪されてますので、「難しい!!」「いやだ!!」と感じるわけです。
こういう意味からも人と会って会話をすることは”笑顔”も使えますし、まだましだと感じるんでし
ょうね。
実際、かなりの遠方の方であっても、電話をかけずに「行って直接話をしようかなぁ?」と思っ
たことは良くありました。

それと電話をかけて、未だかつて「ガシャン!!」と突然に電話を切られたことないです。
まぁ、似たようなことはありましたけどね。「他の部署に変わるから。」と,たらい回しにされた挙
句に回線が途切れる。と言ったことはありました。
これで諦めることもありましたけど、「途中で切れたよ。」と何食わぬ顔してまた電話を掛けるこ
ともありました。

生活の中の英語の部分で結構上位ランクとして、「どうしよう??」困ったなぁ。と思えるのが電
話です。




井戸端英語って・・・?

英語は生活の中の至るところに溢れています。テレビからもラジオからも英語。
外から聞こえてくる声も英語。一歩外へ出ると看板から何から全て英語。
ちなみに日本語の看板や表示はシティへ行かない限りほとんど見かけないです。
唯一郊外にもあるのは”お寿司” ”江戸前”と書かれた看板くらいですね。

このように英語が溢れているのですが、生活をする中でご近所さんとの付き合いというのも自
然発生的に出てきます。日本で言う”向こう三軒両隣”はここニュージーランド、少なくとも我家
の近辺では健在です。

と言うことで、これまた自然発生的に井戸端会議が始まります。そのときの英語はすさましいも
のがあります。意味不明なフレーズ、に単語。到底聞き取れないほどの、ものすごい早い口
調。最初の頃は、最大の武器?エガオ君、を最大限に発揮してその場をしのいでいました。
英語をはじめ言語の習得は”一朝一夕には行かないもの。”ということを、海外生活をする中で
本当に体感しております。
一朝一夕には行きませんが、長期間に渡り聞き続けていると、その人の声の特徴が分かって
きたり、女性の話している内容なら分かる。という現象も起こってきます。
何も女性の会話が好きなんじゃないですよ。
女性の声の波長は男性よりも高いため、耳に入って来やすいのです。だから、女性の会話な
らその内容を理解できると言うことになるのです。
また、女性も使うでしょうけど、特に男性の中にはKiwi口調(ニュージーランド口調)で話す人も
います。最近ではその内容も理解できるようになりましたけど、最初の頃は「なに、これ?」「え
っ、それ英語?」ってことが良くありました。
井戸端英語では、ホントに口語での会話ばかりです。そこへ文章の省略、決まり文句、独特の
フレーズ、イギリス英語的な単語、加えてニュージーランド的表現などなど。
今までの英語力を総動員しても到底かなわないようなイングリッシュワールドが展開していま
す。

”ものすごいもの。”のように思うでしょうけど、要はこれが日常英会話です。
我々が日本語を普通のスピードで、普通の表現で話すのとなんら変わりはないのです。
彼らは英語を普通のスピードで普通の表現で話しているだけなのです。
井戸端英語って・・・。それは日常英会話なのです。

ちょっと野暮ったいことを言います。
良く「日常英会話くらいなら何とか話せます。」と聞くのですが、日常英会話=井戸端英語と考
えるならば、この表現は「日常英会話が話せます。」であるべきと思います。
「・・・くらい何とか。」というレベルのものではないと思うのです。
日常英会話というものはかなりレベルの高いものであって、英語、言語の奥深さを改めて痛感
するものだと思います。
この日常英会話をマスターしようと、留学、ワーホリの方々が語学学校で勉強されるわけです
が、すごく奥深いものを勉強しているのです。
語学の習得は”一朝一夕には行かない”と言いましたが、井戸端英語=日常英会話を取って
みてもそのことは言えると思います。




緊急事態発生!!

生活シーンの中では緊急事態は起こります。「突然起こるから緊急事態。」なのですが、こうい
う場面でも英語が必ず出てきます。
例を挙げれば
病気や怪我で病院へ行くとき。・・・・ 緊急事態です。
犯罪に遭遇したとき。 ・・・・ 緊急事態です。
交通事故などのアクシデントに遭遇したとき ・・・・ 緊急事態です。

もっともっと挙げれば緊急事態の状況と言うのはあるでしょうけど、ざっと思いつくところではこ
れくらいです。

まず、緊急事態に一番必要なもの、それは冷静になること。それと、電子辞書!!です。
うちの息子も以前大怪我をしたことがあります。「救急車呼ぶ?」というところまで行きました。
結局は僕の車で救急病院へ担ぎ込んだのですが、「救急車で行くのが早いか?自分の車で行
くのがいいのか?」瞬間での判断が必要です。その時に思ったのがいかに冷静に対処できる
かと言うことです。
また、「病院へ行く。」ということで、思いついたのが「電子辞書だ!!」でした。
「これがなければ、医者との会話が・・・。専門的なことを言われたら・・・??」

日常生活の中で突如としてやってくる”緊急事態”ですが、まずは冷静さを保つこと。(無理であ
ってもそうなるように努力すること。)が肝心です。
それと、緊急事態には頼れる人は頼るべきです。留学、ワーホリならエージェントがいるでしょ
うし、誰もいなければ日本の領事館、大使館が邦人保護のため、動いてくれるケースもありま
す。長く暮らしている人たちなら、ご近所さんとの連携も欠かせないものです。
このあたりは”井戸端英語”=コミュニケーションの構築の延長線上にあるように思います。

冷静さ、電子辞書、この2つをご紹介しましたが、その次にはやはり英語=英会話がありま
す。病院ではいろいろとその状況を説明させられます。焦らず、慌てず、持てる英語力を総動
員して、伝えていきます。
ひとつの安心材料としては、病院関係者、特に医者は優しい人が多いです。
今までのケースでも、これはワーホリや留学生たちからの話を含めてですが、「医者の言って
ることが全く分からなかった。」ということはないです。
我家でもそうですが、診察室から出るときには、納得し、今後の経過も理解したうえで出てくる
こととなります。病院へ行くまではドキドキですが、出てくるときには方向性をきちんとつかめて
いるところは、安心できる部分だと思います。

観光、留学、ワーホリで滞在する方にひとつ言いたいことは、ケガや体調を崩した場合は
なるべく早い段階で病院へ行くべきです。病院=不安、 英語=不安でかなり悪化させてか
ら、泣く泣く病院へ駆け込むケースもよくあります。
「緊急事態発生!!」なのですから、頼れる人を頼りつつ、初動動作は自分で進んで行なうよ
うにするべきと思います。
冒頭の「英語が出来なくても生活が出来るか?」にも書きましたが、英語に自信がなくとも持て
る力をフル動員して立ち向かえば、道は開けます。




英語って・・・。

日常の中には英語が満ち溢れています。「まぁいいや。この程度で・・・。」と思えば、それでも
何とかやっていけますし、「いやいやもっとコミュニケーションをとって、深くいろんなことを知り
たい。伝えたい。」なら、どうしても英語が必要です。

英語って・・・。 = コミュニケーションをとること。 = 情報を共有するということ。 =
  分かち合う。 = 友情・愛情。

と言うことではないでしょうか?
Liv−info代表
額田 優


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