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ホームステイ体験記     
2003年6月2日(月)更新
ホームステイその後 再会

2003年6月28日(土)更新
ホームステイその後 いろんなタイプの学生?

平成15年5月12日(月)                   
現実のホームステイ 僕の場合  

(ステイ仲間との出会い)
まず、空港に到着すると、ホストファーザーが出迎えに来てくれていました。来
てくれていなかったらどうしようかと心配していたのですが、無事に会えてホッ
としました。
早速、簡単に自己紹介をして・・・なんとか僕の英語も分かってくれてるみたい
だしよかった・・。そして、ホストファーザーの車に乗ってこれから2週間滞在
するステイ先へ向かいました。「どんな家なのかな?」「大きい家かな?」「み
んなやさしくしてくれるかなぁ?」そんなことを考えながら、家に到着しまし
た。第一印象は「え!?これが?」でした。
一見、平屋の宿屋みたいな家で、想像していた一戸建ての大きな家ではなかった
のです。僕のほかにもステイをしている子がいることは聞かされていたので、ど
んな子かと、思っていたのですが、一歩家の中に入ると、なんと大勢の人がいる
わいるわ。「なんじゃ、これは。」と思うのも束の間。ホストの方から僕の部屋
を案内されて、その時に「今、家には7人の中国人学生と一人のベトナム人学生
がいます。仲良くしてくださいね。」って言われて、「わぁー、これから大
変!」と思わず思ってしまいました。
日本から14時間の飛行でかなり疲れていたので一人ずつに挨拶する元気もな
く、「とりあえず寝させてもらいます。」と言って部屋に入りました。布団にも
ぐり「これからどうしよう・・。」「この状況はどうすればいいのだろう?」と
思いをめぐらせながら、いつの間にか眠りについていました。

(コミュニケーション その1挨拶)
目が覚めるともう夕方でした。とりあえず挨拶ぐらいしないと、と思い近くにい
る人から順番に簡単に自己紹介をしていきました。が、周りを中国人に占めら
れ、飛び交う言語はほとんどが中国語という、僕にとっては異常事態になってお
り、この時点で理想のホームステイは影も形もなくなったわけであって・・、あ
とは、この環境にどう馴染んでいくか、それだけが頭の中をよぎっていました。
ニュージーランドにいることが信じられないくらいでした。
さらに追い討ちをかけるように「英語」というものが重くのしかかってきまし
た。これだけの大人数の中でコミュニケーションをうまく図っていくには会話し
かない。でも、英語はうまく話せないし、もちろん中国語は「ニーハオ!」ぐら
いしか知らない。
僕の場合、英語での会話はまだまだ憶測の域ですから、相手の言っていることの
半分ぐらい分かればOKってな状態なのです。
でも、みんなに挨拶をして回っていくとホッとすることもありました。何人かの
子達が(皆、学生で20代前半なのです。)片言の日本語で話しかけてきてくれ
たんです。正直うれしかったです。”コミュニケーションがんばろ!”って思い
ました。

(お風呂の問題)
あと、ニュージーランドでは給湯設備はほとんど電気に依存しているので、家の
中には大きなタンク(シリンダー)というものが備え付けられています。で、問
題になるのがお風呂なんですが、家によってこのシリンダーの大きさが違いま
す。家族の人数によっても変わってくると思うのですが、要は誰かが思いっきり
お湯を使うと次の人は水しか出ないということなんです。これを防ぐ為に「お風
呂の時間」を5分とか10分とか厳密に決めているホストもあると聞いていまし
た。
僕の場合は一体何分なのかなぁってちょっと心配していたんです。
日本にいるときはゆっくり湯船に浸かって、お湯もジャンジャン使って・・とい
う状態だったので。それで、ホストに「シャワータイムはどれぐらいですか?」
って聞いたら、これがなんといつでも、どれだけでも使っていい。という返事な
んです。なんだか拍子抜けだったんですが、この件については僕はラッキーだっ
たと思います。実際お湯も良く出たし。
もちろんシャワーだけで湯船はありません。でもこれだけの人数で「いつでも使
っていいよ」とは、この家はどんなシリンダー付けてるんやろって思いました
が。

(コミュニケーション その2日常会話)
誰かと話をしようと思うと、まず、最初に「なんて言おうか。」ってあらかじめ
頭の中で英作文を作って、時には想定問答集みたいなのを思い描いて、「さぁ、
出来た。」で、はじめて話しかけていくんですが、想定問答集から離脱するとも
うお手上げ状態。どうにでもなれって感じで、半分空想の世界で会話が進んでい
くんです。簡単な質問も前もって「何て言おうかな」と、かなり考えてそれから
話し掛けていくのですから、かなりストレスが溜まりました。それに、最初の頃
は日本語が話したくてしょうがない時期もありました。

(コミュニケーション その3失敗談)
ある日ホストが僕に何か話しかけてきたんですが、今思えばどうやら「昼ごはん
を一緒に食べるか?」という事だったみたいです。そこで、僕は一番やってはい
けないことをしてしまったんです。ホストの意味することが半分ぐらいしか分か
ってなかったのに相手の質問に「YES」って答えてしまったんです。突然話しかけ
られたので内容も確認せず、つい言ってしまったんです。
これが、問題を引き起こしたんです。いつもはホストと僕たちは夕ご飯しか一緒
に食べないので、「昼ごはんは違うよな」って勝手に思ってて、僕はほかの子た
ちと昼ごはんを作ってしまったんです。そして、さぁ食べましょうとなったとき
に、ホストの席の横に一人分の昼ご飯が用意されていて誰も食べる気配がないん
です。「だれかまだ来てないのかなぁ?」・・えっ!「ひょっとして、あれは僕
のご飯??あ〜、やばい、どうしよう。」と思いましたが、ホスト側も何にも言
わないし。(「これ、あなたのよ。」とか言ってくれると助かったんですが)
お互いうまく意思疎通(コミュニケーション)出来ていなかったからか、なんか
気まずい雰囲気みたいなのが漂っていて何も言い出せなかったのです。「生半可
な返事は絶対しないようにしよう。」と肝に銘じさせるハプニングでした。

PS 翌日ホストと会話するときがありましたが、昨日のことはどこへやら。って
感じで何事もなかったかのように話してましたがほんと、ホストには感謝しま
す。

(Make friends)
ニュージーランドへ来て中国語をこれだけ聞くのは珍しいと思いますが、少しだ
け中国語も覚えたし、接してみるとみんないい子達ばかりで一生懸命勉強してい
る姿を見ていると感心させられました。休みの日とかはテニスをしたり、プレス
テで遊んだり。このプレステのソフトが日本製だったので、サッカーのゲームな
んかで実況解説があると、「なんていってるの?訳して。」って言われたことも
ありました。説明したら、「ふ〜ん」って納得してるのを見てると、思わぬとこ
ろで役に立ってるなぁ、って感じでした。(難しい言い回しは多分に省略しまし
たけど)。あと、「日本語教えて」と言われ、このときだけはちょっとだけ日本
語を使えたのでうれしかったです。「こんにちは」「おはようございます」とか
「おかあさん」などですが。それに日本のアニメをみんな良く知ってました。何
が好きって聞かれたから「ガンダム」って言ったら「僕はガンダム○○○が好き
だ。」って言われて、初代のガンダムしかわからない僕は「ふ〜ん」としか言い
ようがなかったです。
なんだかんだで、夕食後とかにみんなと話をする機会も増えてきて、だんだん打
ち解け合うようになって来ました。

(別れの日)
2週間がすぎて、いよいよお別れのときが来ました。前日にみんなでロトルアに
行ってきたということもあり、だんだんお互いがわかり始めた頃だったのでなん
だか寂しい感じでした。それなら、もっとここにいれば、ということになります
が、当初の予定通り一人で家を借りて住むということにしました。実際、ステイ
先を離れる数日前には「もっとここに居たら?」って言ってくれる子もいまし
た。「ここの方が安いし、ご飯ついてるし。」って結構真剣に言ってくれるんで
すよ。だから、こっちも今後の予定とか話して分かってもらったりしましたけ
ど。それで、みんなにまた来るからって挨拶をしました。(新しく住むところと
そんなに遠い距離じゃなかったのでほんとにまた遊びに行くつもりですが。)そ
して、なんと最後の最後にホストマザーが新居まで送ってくれたのです。実はロ
トルアに行ったせいもあり、2日間ステイを延長していたんです。(その分もま
けてくれて。)
強烈なオープニングで始まった僕のホームステイでしたが、終えてみると非常に
いい経験をしたなぁ、と思っています。日本にいたらなかなか出来ませんよね。
こんな経験。
理想と現実は違いましたが、ある意味現実が分かってよかったと思っています。


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