ニュージーランド・長期留学体験談 No13

オークランド大学への進学を目指し、ファンデーションコースで学ばれた貴重な体験談を寄稿していただいています。


ニュージーランド留学に興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

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Profile 名前     H・M さん

年齢     20歳

学校  University of Auckland International College

オークランド大学のキャンパス

1 留学の目的、目標について。

高校卒業後の進路として、海外で学ぶことで様々な視点からの思考を育み、何事もあたりまえではないことを経験するために海外進学を夢見ていました。そこでニュージーランドの自然や文化に興味を持ち渡航を決めました。今回はfoundation coursesを完了することが第一の目標で留学できていることへの感謝を忘れずに誰にも負けない気持ちでやり遂げました。

その甲斐もあり無事にfoundation coursesを修了することができ、来年からはオークランド大学の学士課程(Bachelor Degree)へ進学することが決まりました。これから3年間の大学生を有意義に過ごし、ゴールへ向けて新たな学びをスタートさせたいと思っています。

2 学校生活について

学校では生徒が様々な国から来ていて特に中国系が9割を占め、韓国、ベトナム、タイ、スペインが後に続く感じでした。日本人は少数でしたが、たまに日本人同士で話すことでストレス発散やリフレッシュの時間になっていたと思います。あまりかっこつけて日本人と関わらないようにする留学生を見ますが、私的には交流を持っていた方が役立つ情報の交換や人脈の拡大に繋がるので推奨します。

1番早い授業が10時スタートで、各授業時間は1時間。人によってとっている科目やタイムテーブルが違うのでスケジュールの自己管理が重要でした。出席率や授業内での態度や課題などもしっかり評価に含まれるので、積極的に授業に参加する意欲も大切でした。私は図書館や施設内のカフェテリアで勉強をするのが自分にあっていたのでよく通ったり、閉館した後は家で勉強していました。実際友達の中でも勉強に意欲のある子とない子は混在していたので、いかに自分の世界で集中できるかが肝でした。

3 授業やコース内容について

私は理系の学部を志望していたので、生物(Biology)、統計学(Statistics)、数学(Mathematics)、地理(Geography)、英語(EAP)の5科目を選択し授業を受けていました。授業はもちろん全て英語で行われ、先生の中には英語がsecond languageの方もおりそれぞれの英語の違いがあったのでさまざまな英語のアクセントに慣れることが不可欠でした。どの科目も決して簡単ではなく期末などの試験に加え、日常的な課題、スライドを使ったプレゼン、レポートがありました。

英語の授業は週1日だけ2回、他の日は1回で毎日あり、文法やessayの書き方などを英語で学ぶため学術的な英語に触れるいい機会になっていたと思います。個人的には生物が大好きでDNAから植物、進化までさまざまな範囲を学び、また実験もあったりと実際に見て学ぶことができました。事前に授業の予習をし、前回の授業の復習として自分なりのまとめノートを作って工夫してました。

4 ホームステイについて

私のホームステイ先は優しくて陽気なホストマザーの家庭で、運がいいことにcityへのアクセスが良い場所でした。夜ご飯はできるだけ一緒に食べ、毎日学校であったことやお互いの国や文化の話、映画、たまには政治の話をし自分的には勉強のことから頭をリフレッシュするいい機会になりました。度々、外食に連れて行ってくれたり、映画を見たり、海や星を見ながら夕食を食べることもありとても思い出に残っています。料理も美味しかったり、近隣住民とも仲良くしている方だったので、比較的皆さんからとても可愛がっていただけたりして安心して普段の生活は過ごせました。

木陰で休む羊たち海沿いのオークランド

5 オークランド

Auckland Cityの中心部は地元民や観光客などたくさんの人種の人で溢れていますが、少し外れると緑多めの自然豊かな環境に変わります。移動はほとんどBusでどこへでも行くことが可能で、ATcardと呼ばれるICカードのようなものがあれば生活する上で交通手段で困ることはないと思います。

また、買い物の際はコストコなどの大型スーパーで安く購入することをお薦めします。治安に関してはほとんどのカフェやコンビニが早い時間に閉店してしまうことや、中心部にホームレスがいるので遅い時間の外出は控えた方がいいと思います。個人の経験上では、現地で差別を受けたことはないので多文化の受け入れが多かった気がします。

6 学習

私は授業の内容についてわからない時は直接先生に聞きに行き、数学や統計、生物などの問題でつまずいたときはChatGPTに聞いて日本語で完全に理解してから英語での問題に取り組んでいました。もちろん試験は英語なので英語で問題を再度解くことでinput とoutput を繰り返していました。それでもわからないときは先生方に理解するまで聞いていました。優しく教えてくれる人が多かったので自分の学習のサポートを熱心にしてくれた印象です。

また、友達同士で教えあうこともお互いの英語力向上や新視点からの解決方法を知る機会になりとてもよかったです。Speakingに関してはホストマザーと毎日様々なトピックで会話することでスラングを学べたり、自然な英語を自分の物にする機会として役立てていました。後、直接的な勉強法ではないですが、ホストマザーの就寝時間が早いこともあり、あまり遅くまで起きず朝やスキマ時間に課題やテスト勉強をこなしていました。

7 コースを終えての感想。これから留学を目指す人へのメッセージなど

私は一度も行ったことのない国に飛び込んで新しく環境や人間関係を開拓していきましたが、人生でも忘れられない経験になったと思います。色んな国から集まった年齢も目標も様々な人たちの出会いから、たくさんの文化的な学びや気づきを得ることができますし、何より世界が広がります。自国の進んでいる点、それに劣っている点についても実際に目で見て確かめることができます。また、個人的に英語で学ぶ学問はとても新鮮で、高校の時よりも学ぶことを楽しいと思えることが多かった気がします。

特に遊びと勉強の切り替えをしっかり行うことが大切で、私は成績も全ての科目でAを維持できました。一度きりの人生ですから、留学で普段の生活では感じることのできない経験や日本との違いを実際に体験することをお薦めします。自分の目で確かめたことはどこかで活かされますし、失敗しても無駄なことなんてないと思って挑戦してみることを選択肢に入れてみてください。

8 Liv-infoについて。

渡航する前からビザなどのサポートや手続きをメールやZoomで丁寧に対応していただきとても感謝しています。滞在中も何か心配なことが起きても、素早い対応で何度かZoomをしていただきとても助かりました。本当にありがとうございました。